神秘の岩「弁天島」

神聖なる砂浜「稲佐の浜」には、海岸沿いに大岩がそびえ立つ。大岩の上部には鳥居があり、祠がかかげられている。砂浜にポツンと存在するその姿は、まるで誰かがそっと置いたかのようにも見える。祀られているのは、豊玉毘古命(トヨタマヒコノミコト)とう海の神様。

弁天島 楽庭

 弁天島の手前の足元には、階段のような小岩が頭を出す。小岩に立つと、ちょうど祠を真正面に見上げることができる。自然にできたには出来すぎていると思わざるを得ない程の偶然。真西に日が沈む春分と秋分の日には、小岩にと弁天島の延長線上に夕日が沈む。春分と秋分は彼岸と言って、日本全国では先祖を供養する大切な日。

 弁天島のような神が宿る大岩を、日本では磐座と呼び、大昔からパワースポットとして崇められてきた。磐座は日本全国のあちらこちらに存在するが、ここ出雲にはかなり多くの数が存在する。中でも弁天島は大きく神秘的な磐座として、全国から一目見ようと多くの人が集まる場所である。

「楽庭」出雲流庭園シリーズの磐座は、神聖なるパワースポット弁天島をイメージしている。サイズは小さいが本物の自然石の質感が迫力と神秘性を醸し出す。神の拠り所として日本人が祈りをささげた磐座の存在を、卓上で実現できる。

 

磐座 楽庭