日本庭園における砂利は、海や川などの水を意味します。さらに、波の荒さや、川の流れを抽象的に表現するため、砂利に箒で筋をつけます。これを砂紋と呼びます。楽庭では、砂紋を描いて楽しむことができるように、天然石砂利の粒径を約3mmに統一しています。
砂利の種類は3種類用意しています。真白な白砂をイメージした白玉砂利。魔除けになり縁起のよい赤色をイメージした紅サンゴ砂利。金色がかった自然川や海の茶色をイメージした金華砂利。砂紋描きは、僧侶の修行の一環として行われるともいいます。砂紋は、穏やかな凪を表現したり、神秘的な輪の連続を表現したりと、持主の気持ちをそのまま表現できます。砂紋には、心を静め清めていく効果があると同時に、楽庭を見るだけでなく活用して楽しむことができます。